仙瀧山龍福寺

 先日、鴨を食べた後に寄り道したのは仙瀧山龍福寺。ここは精神病治療で知られた場所である。そのことをたまたま読んでいた本で知り、ちょうどその近くまで行くというので思いつきで立ち寄ったわけである。
 ひっそりとした寺はちょっと不思議なところであった。何か願掛けをしているのだろうか、少し腰の曲がった女性が境内をグルグルとまわっていた。その少し裏手に滝がある。全体を歩いてみると滝は一つではなく断崖をいく筋もの水が流れている。そして寺の裏手ともう1箇所の滝にだけなにやら像が滝にうたれるような形でおかれている。一つは蛇が巻き付いたようなもの・・・。ちと怖い気がする。これらの滝に精神病者はうたれていたのだろうか、などと考えてしまう。それから滝だけではない。岩をくりぬいたトンネルがある。出口はみえるけれど真っ暗。懐中電灯も持っていないし(お寺に行くのにさすがに用意していなかった)、雨の翌日でけっこうぬかるんでいたので中にはいるのはパス。しかしぐるっと歩いていたらこのトンネルの反対側にでた。奥の院があるところに通じていたのだ。
 家に帰ってからみたら、このトンネルの中、道祖神が奉ってあったようです。知らずに踏み込んでいたら怖かっただろうなぁ・・・。