読書記録−その10

 これも図書館で借りた一冊。浪人生活を終え、大学に進学が決まったときに予備校の先生がおくってくれた言葉がある。「他人のいたみのわかる人になってください」と何かに書いてくれた。その言葉を思い出す本であった。著者が感じている分裂病者(いまは統合失調症)の苦しさが表現されている。私はどれだけ目の前のクライエントから感じることができるのだろうかと思う。

最終講義―分裂病私見

最終講義―分裂病私見