今更・・・

 実は私の職場は医療機関だったりする。そこで時折「介護保険 主治医意見書」なるものに出くわすことがある。今日の昼休みはその話題であった。医師は意見書を書くのだから結果(要介護度)を問い合わせたら教えてもらいたいと主張している。他にも同じ意見の医者はいるとも聞いた。意見書を書いているのだから、そこでプライバシー云々というのはどういうことなのか、というのが医師側の意見。それもそうかなぁと思わなくもない。しかし、意見書は役所から直接医療機関に送られてきて、直接役所に提出(郵送)する仕組みになっている、つまりは本人、家族は目に触れることができない仕組みなのである。私は、そのことに今更ながら気がついた。そういう意味では今日の昼休みは私にとって有益だった。
 それにしても、どう考えたらいいのだろうか。主治医は知りたいのであれば直接本人に「意見書を書きましたが結果はどうでしたか?」と尋ねればいいのだと思う。経験上、大抵は結果を教えてくれる。でも本人、家族が意見書を見たいと主治医にお願いしたらどれだけの医師がこのように書きましたと見せてくれるのだろうか。それは私にはわからない。そう考えてみると、やはり医師−患者(家族)の関係を捉えなおす必要があるのだろう。