封印される不平等

 やっぱり、ブログは3日ぼうず。誰が見てもいいように書くというのは難しいものです。考えてしまうと、やっぱり書けない。
 でも今日は久しぶりに書きたいなと思う本を読みました。
 「封印される不平等」という本です。いろいろ考えてしまいました。私は大学にも進学したし、社会人になってから周囲の理解のもとに大学院にまで行った人間である。学んだこと、研究した事を少しは社会に還元しなければとは思う。子どもがいるわけでもないのだから労働人口が減少しないように私も労働をしなければとも思う。「機会」を得ることができた人間なのだと思う。「機会」を得られたことに私はとても感謝をしている。
 しかし、私が仕事を通じて出会う人は機会を得ることのできなかった人がとても多い。そして、それは世代をこえてしっかりと連鎖をしていると実感する。アルコール依存症児童虐待、貧困などなど負の連鎖が存在する。「機会の不平等」そして「結果の不平等」、たまごとにわとりの関係だとは思うが断ち切ることは難しい。そこに当然「能力」という要素も加わり単純にはいかない。
 平等社会があるうるのか、それが本当に理想なのかと考えると、そうは思わない。けれども格差がどんどん大きくなる状況にはなってほしくないと思う。