少しばかり

まじめな本を読んだ。ここのところ小説ばかり読みあさっていたので時間がかかってしまった。

「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治

「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治

専門外ではあったけれど、丁寧な文献研究の本を読んでみようと思って手にとった。
その期待に充分に応えてくれた本だった。

ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実

ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実

こちらは随分前に購入していた本。
結論がとても気に入りました。
また読んでいてとても身につまされました。
自分は来年度は非正規雇用の身分となる予定。
夫が失業しない限りは生活はなんとかなるだろうと、経済的にはそれほど不安を持ってはいない。
それでも自分で住民税や国民健康保険料、国民年金保険料、介護保険料を支払ったら私のこずかいは残るのだろうか、と不安は大きい。
その不安さえ、この本を読むと、なんて贅沢な不安だろうと思えてしまう。