今年の1冊目

昨年は何の本を読んだとブログに記録してしまったが、今年はやめることにした(宣言!)。が、最初の一冊だけは書いておきたい。「(ちょっとひかえめに)実は“Social Diagnosis”を読みまして・・・」なんて言ってみたいところだが、当然読めるわけはない。それで読んだのは、小松源助・山崎美貴子・田代国次郎・松原康雄著「リッチモンド ソーシャル・ケースワーク『社会的診断論』を中心に」有斐閣新書。
4人の方の書かれたリッチモンドやソーシャル・ケース・ワークの論文集である。リッチモンドのソーシャル・ケース・ワークは、当然、今の日本でそのままと適用できるわけはない。しかし、その理念・思想は今でも大切にしなければならないことである。リッチモンドの生きた時代と自立支援法施行直前の私たちの時代、人が一生懸命生きているということは変わりがない(と私は信じている)のである。

念のため、読書の記録はブログではおこなわないが、これはおもしろいと思った本や、感想を伝えたい本に出会ったときには書く予定である。